山のやあまん

やあまんの山歩き 山行記録をメインにポテポテと更新。

170903-04 現実逃避w・・・ソロでテン泊したいニャ! そうだ!笠取山に行こう!

天候不順の今夏。
8月はあまり仕事の予定を入れず、夏山計画主体で過ごしてきたのだが、
9月に入って、どうも仕事モードに乗れない。
なんだか現実が重い・・・現実逃避したい・・・w

こんな時こそ、アウトドアで意識のリセットをしなければ・・・
そうだ! どこかにテン泊しに行こう!

・・・ということで、近場でテン場目的の適地はないかと
どこか知らない山はないかと探してみたら、笠取山の情報が目に留まる。
「ここ、いいニャ! バスで行きたいから、広瀬ダム方面から登るか」

というわけで、土曜日にテン泊を決めて、適当に周遊計画を立てて、
時刻表調べて、日曜日に出発。
目的は、笠取小屋でのテン泊して、適当にめし食って、軽く飲んで、寝る!
その他は山頂行きもどっちでもいいや!っていう、だらだらハイキング!w

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山梨市駅から西沢渓谷行きのバスに乗る。とても良い運転手さんで、
途中で観光ガイドしながら運転してくれた。
数日振りに富士山が顔を出していたそうで、
高台のバス停で車内撮影用に、ちょっとだけ停車してくれたw。

週末なので、塩山駅からもバスの便があり、若干早く現地入りできたのだが、
塩山駅で下車する登山者の数を見て、
「結構、混みそうだな」とたじろいでw、
空いているだろう山梨駅発を選択。
今回は急がず、のんびりテン泊の旅!

今の時期、塩山発着バスは週末のみ<運転日注意ね! 
山梨市駅発着は毎日運転。

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西沢渓谷手前の「新地平」バス停で下車(800円)。
下りたのは、ぼくだけ。
ここから、林道を通って、雁峠に向かうのだが、登山口の入り口が見つからないw

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こんな立派な地図もあるのだが、登山口はどこだ~!?w

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なんだよ、バス停から西沢渓谷方面へ少し登ったところにあったよ。
最初、トイレがあった下の方におりて探してしまったw

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しばらく舗装路を登っていくと、亀田林業のゲートに到着。
ゲートの脇を抜けて、しばらく土の林道歩きになるのだが、だんだん飽きてくるw

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こんな感じ

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沢沿いを上流に向かって、ぼちぼちと歩いていく。

【動画】

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要所に看板が多数あり、林道部分で迷う人は(たぶん)いないでしょう。
(登山口探しで迷った人は、ここにいるけどw)

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渓流釣りの人も見かけた。

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しばらく進むと、渡渉箇所が大小7-8か所出てくる。
この最初の渡渉は石がつるつるで、微妙に水深があり、ちょいと気を使った。
(帰りは、ちょいとやばかった)

この日は水量が多いのか少ないのか分からない。
僕はポールを使うので、渡渉中にバランスが取れたけど、
ポール無しの人は滑っちゃう人もいるかも。

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トリカブト(であってますか?)

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小さい渡渉箇所。



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渡渉を繰り返すうちに、だんだん森の中へ。
いかにも熊さんが出てきそうな雰囲気<なんとなく気配を感じる!?
鹿には見飽きるほどご対面した。
このあたりから、踏み跡が分かりにくいエリアも出てくるので、
ルーファイで悩んだら、ちょっと立ち止まってリボンを探して歩きましょう。

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森の途中から目につき始めた黄色い花。
盛りは過ぎてしまったようだが、まだかろうじて花が残っていた。
帰宅して検索したら「マルバダケブキ」らしい。
稜線に出たら、お花畑になってた。
後の動画で見て!

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熊さんの居そうな林間を抜けて、草原が見えてきた。
もうすぐ雁峠か?

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なんだか、パラダイスのような風景。
空がもう少し青ければ、ぶっ飛んだと思う。

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見えてきた。雁峠だ。
奥のおにぎり山が「笠取山」。
ここの看板で、「がんとうげ」と読むことを知った。
「かりさかとうげ」と同じように「かりとうげ」と呼んでいたよw

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雁峠から燕山方面。
明日歩こうかなと思っているルートだが、結構な登り返しだなw

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草原の尾根道を笠取小屋方面に歩いていくと、
さっきのマルバダケブキのお花畑が現れた。
花のピークが過ぎていても「楽園かよ」って感じたくらいなので、
花の盛りに訪れたら・・・!?

【動画】

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14時前に、笠取小屋に着いたのだが、
もう小屋番さんは下りちゃったみたいで閉まってた。
テン泊代をポストに入れて、設営開始。

ペグが効いて、フラットな地面。
スムーズに作業が進み、設営11分!
このテン場は最高だニャ! 
たぶん今夜の滞在は、僕一人。
それにしても「熊に注意」の張り紙を、テン場に貼らなくても・・・(汗)

今回は、なんとなく股関節に違和感があり、
それをかばって膝もちょいと変な感じで、注意しながら登ってきた。
笠取山山頂は、明日にするか、登らなくてもいいか・・・的なノリで、
少し遅めの昼食食べて、テントでほけーっとしようかと思ってたが、
入れ替わりハイカーさんが休憩に訪れて、意外と落ち着かなかったので、
15時頃から、えいやっと山頂に向かうことにする。

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最初のチェックポイント。「小さな分水嶺」。

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荒川、多摩川富士川分水嶺

【動画】

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2チェックポイント。噂の笠取山直登ゲレンデ?!w
登り始めるとそれほどでもないけど、
最初に直面すると、ちょっと戦意喪失w

【動画】

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登り始めると景色が広がりはじめ元気が出る。
甲武信岳方面だろうか、登っている間、天使の梯子がずっと光ってた。

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雪が積もっていたら、滑り降りたくなる良ゲレンデw

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下から20分くらいかな? 
第3チェックポイント、山梨県の山頂標到着。
慣れない自撮りw

【動画】

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そして、この奥にもう一つピークがあり、
そこに三角点があるとサイトを読んだので、奥に向かう。

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急に岩と根っこの急斜面となり、
先ほどまでの草原風景とは様相が激変する。

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そして、第4チェックポイント「環境庁の山頂標と三角点」。
眺めはあまりよくないので、さっきの山梨県の山頂標の場所の方が楽しいかな。

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奥に下りていくのだが、
おむすび山なのでこちらの斜面も急斜面な上に林間の根っこ道。
段差の大きなステップもあり、股関節をいたわりながら下山。

正面のゲレンデとは全く違う雰囲気の裏面を下りて、巻道に合流。
雲取山へ縦走する時は、この奥に向かう。
今回は、次のチェックポイント「水干」を目指して、巻道を戻る。

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第5チェックポイント「水干」。
多摩川の源泉になるのかな。
最初の1滴の場所。

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写真じゃ分かりにくいので、動画でどうぞ!

【動画】

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多摩川の源流っても、奥多摩湖でせき止められて、そこから流れてるわけだ。
まあ、河口から一番遠い源泉ということなんですね。
現在地の位置関係が良くわかる地図だな。

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日暮れも近そうだし、お腹もすいてきたので、
水場に下りるのはパス!
登り返しは、股関節に堪えそうに感じた。

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ぐるっと周って、さっきのゲレンデ入口まで戻ってきました。

【動画】

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小さな分水嶺の丘を後ろから

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ドヤっと、天使の階段。 
この先を、鹿が何頭か駆け抜けていった。
ここは楽園か?

 

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お腹が空いた。お腹が空いた!
笠取小屋に帰還。 
もちろん、日帰りのハイカーはみんな下山して、誰もいない~!

今回は、山めしグルメは一切なし。
アルファ米とレトルトおかずで、お湯を沸かすだけw
とにかくテントでゴロゴロするだけの山行。
ご飯食べて、ウィスキー飲んで、日が暮れた6時過ぎにはシュラフに。
19時前には熟睡。



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翌朝、ちょいとガスってて、日の出も期待できそうにないので二度寝w。
明るくなり始めると、「もう起きろ!」と言わんばかりに、
テントのすぐそばまで鹿の気配。
ごそごそ動き始めると、ちょっと遠くよりこちらを伺っているw

今日は、雁坂峠を経由して西沢渓谷バス停まで歩く計画していたけど、
身体が重いのと股関節にまだ違和感が残っていたので、
無理せず昨日のコースで下山決定!

それなら、1本でも早いバスに乗って、温泉でのんびりして帰ろうと、
急遽、朝食をすばやく終わらせて、撤収速度を上げる。
最近では、一番早い撤収だったなw

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笠取小屋の緊急小屋。2000円を料金箱へ入れる。
小屋番さんの携帯番号が書いてあるのだが、昨日は通じなかったので、
僕は、メモと料金を小屋のポストに入れておいた。

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山はもう秋。
6時の気温8.5度。
早朝は6-7℃くらいだったかも。
今回、ダウンシュラフを持ってきて正解。
朝までぬくぬくで熟睡できた。

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雁峠まで戻ってきた。
まっすぐ進まず、左折で沢道を下山。
下山途中、鹿が何度も現れて、お見送り?!
このエリアは、鹿の楽園か?

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止まり木に最適?!
ここでカメラのメモリーが一杯になってしまった。

この後、昨日のつるつる渡渉箇所で、危うくボチャンするところだった。
やばかった!

下山後、山梨市の温泉「初花」で汗を流す。
ぬる湯の名湯らしく、長湯ができて、食事も美味しくて気に入った。
ただしブドウ畑の真ん中にあるような建物で、
ナビがないとたどり着けない温泉w。


山で10時間近く熟睡し、かなり夢見もあって、
不思議な、トリッピーな、ビジョンクエスト的なテン泊を体験できた。
たまには、こんな時間が必要だな。


【動画】

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170821-24 燕岳-大天井岳-常念岳-蝶が岳4日目 雷鳥とご対面。下山したら晴れてて暑かったw<山登りあるある(蝶が岳-上高地)

蝶が岳での朝。
ガスと雨で、日の出も穂高の山並みも残念・・・。
また次回のお楽しみだな。

それにしても、今年の夏の天気はおかしいと、
山で出会う方々が言っている。
一週間の縦走準備をして、昨日蝶が岳に登ってきた方は、
「今後も回復が望めなさそうなので、今日下山するわ。
いつもなら、バッチリ快晴続きなんだけどなぁ」という感じ。
9月に入ると、少しは安定するのだろうか?


話は飛ぶが、僕はレインウェアが苦手だ。
例えゴアであっても、やっぱり蒸れる。
なので、なるべくウェアを着ないで多少濡れても、
着干しで歩く方を選ぶことが多い。
特にレインウェアの下を着るのは面倒だ。

ところが、トレックパンツの下にタイツを着ていると状況が変わると理解した。
パンツだけなら、幅広のパンツの水分は生地を伝ってブーツの外に垂れるので、
ブーツの中はあまり浸水しなかった。
ところが、タイツを履いていると、パンツの水分がタイツに染みてしまい、
タイツを伝って、ソックス、ブーツの中まで水が伝わり、
3日目に、レインパンツを着ないでいたら、
ソックスがびちょびちょになってしまったw。

私は学んだ!
タイツを履いている時は、
面倒でもレインウェアの下を履いた方がソックスを守れる!
(当たり前か?w)

そんなわけで、今日はレインウェア上下を着て撤収作業に。
撤収の前に、テン場から5分ほどの山頂へ。
カメラはダウンし、スマホは結露して、何が何だか分からない記念写真(爆笑)

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この日は、これ以降、上高地まで画像無しです(笑)

ガスの中の撤収は、最終日なので、ビニール袋にぐちゃぐちゃ押し込み、
重くなったテント2人分をザックに詰めて、パッキング終了w
後は、下りるだけ!

「熊に出会ったんだから、雷鳥にも会いたいね」と、
昨日からずっと稜線を探していたのだが、
ガスガスの帰り道、3羽の雷鳥親子がトコトコ歩いているところに遭遇。
カメラがダウンしてて撮影できなかったけど、
しっかりと雷鳥さんともご対面してきました。

下山は、横尾に下りるルートを選択。
林間に入ると飽きるので、このザック重量ならどの場所に足を運ぶのがよいか、
自分で課題を出して、その結果に点数をつけて、苦手の下りの反復練習(笑)
ときどき浮石の判断ミスで、足元がぐらついたりすると、20点!・・・とかw


横尾まで下りた時には、まだ雨が残っていたけど、
徳澤まで歩いたら、雨も止み、やっとレインウェアを脱ぐ。
それにしても、横尾から上高地までの横移動は、長くて疲れる。
サイズの合わない交換用のソックスを履いていたこともあり、
両足の裏が、まさかこの林道歩き中に靴ずれするというオチまでついて、
やっと河童橋到着。
暑いよ~!


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【動画】

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道路沿いのベンチで、Tシャツに着替えて、
ちょっとだけ汗臭さから解放された?w
時間に余裕があれば、お風呂で汗を流すところだけど、
バスの時間まで微妙な空き時間だったため、
河童橋のそばで、かつ丼と生ビール!
下界のめしは、うま~~!w


しっかりエネルギー補給して、
バスの中で寝てると東京に戻れるというのはイイねぇ。
小仏トンネルの渋滞も、自分が運転していないので、
全くに気にならず、仮眠しながら帰宅。
公共機関の移動は、楽でいい。



そんなこんなで、快晴には恵まれなかったけど無事下山。
山の天気は運と縁だから、
またいつか穂高の絶景を眺めにリベンジということで。

ちょうど同時期に、
北岳で再会した先輩は、剣岳を目指して草月小屋にいたそうでしたが、
悪天候のため撤退したとか。
また北岳下山のバスでご一緒した日本海を目指している山バカさんは、
数日前に槍ヶ岳にいたと、不思議なつながりで人づてに情報が入る。
ずいぶん近所にいたようなのだがw、
今回の荒天をやり過ごして、これからも無事に先に進んでほしいと祈る。


初の北アルプス縦走は、課題もたくさん見つかったけど、
とにかく、テン泊荷物を背負って4日間歩き続けられたことは、
おじさんの体力、筋力的に、ちょっと自信になった。
自分のペースを守れば、もう少し長い日程でも歩き続けられそうかな?

来年か再来年には、裏銀座縦走を密かに狙っているので、
もう少し、頑張って体を鍛えるっす!

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170821-24 燕岳-大天井岳-常念岳-蝶が岳3日目 攻撃的な強風雨とザック増量のトレーニングDAYw(常念小屋-常念岳-蝶槍-蝶が岳ヒュッテ))

昨夜は、豪雨と突風でテントから出ることがほとんどできなかった。
服もテント内も濡れているので、ソックスを干したり、
身体を冷やさないように重ね着したりで、荒天が過ぎ去るのをじっと待つ。

常念小屋のテン場は、ドコモの電波がバッチリで、
他にすることもないので、久々にオンライン。
天気予報を調べたり、ちょっとSNSに書き込みしたりしているうちに熟睡へw。

かなりテントが軋んだけど、荒天を乗り越えて、
明け方は雨も止み、ちょっとだけ朝焼け。

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朝、視界が開けてたのは初めてだな。

雨が止んでいるうちにテント撤収。
なんと楽なのだろうw
降っていないだけで、感謝の気持ちに満たされる(笑)

予報では、今日から天気回復だったのだが、
今年の夏は、なかなか晴れない天気のようで、
今日の予報も二転三転しているようだ。
雨も覚悟で、常念岳への急登にとりつく。

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この斜面を登りはじめたら、攻撃的な強風で、
重いザックを背負っているのに、身体が吹き飛ばされそうになるw。
風に阻まれなかなか前に進めず、途中から雨交じりになってきたり、
思ったより時間がかかった。

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三股への分岐。
昨日歩いてきた稜線が見える。
・・・けど、強風は容赦なしw

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なんとか常念岳山頂。
山頂の岩場は、風にあおられて足場が安定せず、
身体が浮いて飛ばされそうな感じで、そそくさと下の段まで逃げるw
ザックのフィッティングの関係かもしれないが、マジで危険を感じた(笑)
それとも3日目で、足腰に疲れが溜まってきてるのかもしれない?!


【動画】

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長居はせずに、いよいよ蝶が岳方面に向かう。

 

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岩ゴツの斜面をあの稜線に向かって下りていく。

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少し下って振り返ってみた山頂。
思ったより猛々しい山頂だった。

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風が強まってくる。

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ほんとに吹き飛ばされそうだw

この先あたりで、相方にアクシデントがあり、荷物の一部を背負うことに。
ずっしりと背中が重くなる。気合だ!
常念小屋で水をたっぷり補給しなければよかった・・・!?w
あの遠くの尖っているピークが蝶槍!?
遠い。。。w 

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岩稜帯を下りると、お花畑になり、林間コースになる。
コルまでどんどん下っていくと、蝶槍への急登が正面に見えてくる。
「これ登り返すの???」

林間は風が弱まるけど、木の根の登りは滑るし、
ザックが大きくなっているので、横枝などに引っかかって苦手。
このあたりから、カメラ、スマホも湿気にやられはじめ、
画像を撮る余裕もなくなり、ひたすら登り修行に入るw

 

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やっと林間を抜けて、展望が開けたところ。
ピークはまだ先

【動画】

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ふーふー言いながら、やっと蝶槍ピークへ到着。
このヒュッテまで1.6Kmという表示が、微妙な距離感で、なんとなく喜べない(笑)

【動画】

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結局、蝶槍から1時間弱で、蝶が岳ヒュッテに到着。
カメラ不具合につき、画像無し。
到着時刻15:30.
予定より2.5-3時間遅れ。
天候も含め、このコースはきつかった~。

この後、設営中にちょっとだけテントのそばを離れたら、突風でテントを飛ばされ、
まさか蝶が岳でテントを追っかけて、
疲労中の身体でダッシュすることになると思わなかった(笑)
テントを無事確保できてよかった。
四隅をペグ止めしていたけど、張り綱が張られていないと一気に風にもっていかれた。
テント設営時は、作業を始めたら自分の設営が完全に完了しないうちに、
他者の手伝いや現場を離れたりしてはいけないと再確認。
赤子泣いてもフタとるなと同じw


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夜にちょっとだけカメラが回復したので、夜景を撮影。
穂高安曇野方面かな?
これが今回のコンデジで撮影できた最後の画像。
翌日は、動いてくれなかったw。


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170821-24 燕岳-大天井岳-常念岳-蝶が岳2日目 雨と強風に悩まされた2日目!!(燕岳-大天井岳-常念小屋)

さて、縦走2日目。
今日は、「燕山荘-大天井岳-常念小屋」までのコースを予定。
この4日間では、1番ハードな1日かなと予想していた。

燕山荘~大天井岳は、一旦下って、しっかり登り返しがあり、
大天井~常念への稜線は、天気が荒れると強風&雨のエリアと聞いていたので、
早めに出発して、常念小屋に早めの到着と思っていたのだが、
相方はのんびり撤収(笑)。
全く、僕の考えを理解していないw。
結局、撤収時に雨に降られ、水を吸ったテントを背負って、
予定より1時間遅れて出発することに。
まあ、今日の曇天では、早い時間の雷雨はなさそうと判断したけどはたして・・・

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晴れてると展望が素晴らしいのだろうけど、
ガスガスの中出発w

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こんな大岩の隙間を抜けたり、楽しいルートなはずなのだが、
ガスっていると、なんだか気分が上がらないw

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それでも、時おりガスが切れて景色が広がると、
思わず「おおお~」となる。
この山脈の雄大さは、十分味わえる。

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これから進む稜線が見えたりすると、それだけでエクスタシーw

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これがトリガブトかな??


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そしてまた、ひたすらガスの中を進む

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このあたりが切通岩か?
もうガスってるので、チェックポイントの確認もいい加減w。

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降りてきたはしごを振り返ってみて。
これから、登りが続く!

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この分岐から、容赦なく岩岩登りw
少し疲れ気味の身体には、堪える斜面。
常念岳方面に進んで、まずは大天荘を目指す。
表銀座は、槍方面に巻道できるようだ。

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のこり500mから表示が出てくるけど、きつい斜面で、
なかなか進まないw

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岩の隙間に、巨大キノコを発見したりして、気分を紛らわす。

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やっと大天荘が見えてきた!

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ちょうど昼食受付時間ぴったりだったので、カレーライスをいただき、
食後に大天井岳山頂へGO!

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山頂に向かう時はガスガスだったけど、山頂に着いたらガスが少し切れてくれて、
少し展望を楽しませてくれた。
残念がら、ここから槍は見えなかった。


【動画】

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もたもたしているうちに、予定時刻をどんどん過ぎて、
お昼頃に大天荘を出発。

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予想通り、風と雨が強くなって、この後の画僧は少なくなるw

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でも、時々ガスが切れると「おおおおぉぉおぉ」

【動画】

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途中で、谷の下側に野生の熊さん発見!
動画を撮ってみたが、強風とズームが難しく
なにがなんだか分からない映像になってしまった(爆笑)

野生の熊は初めて見た。
いままで熊牧場か動物園だけだった。

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強風と雨に悩まされながら、やっと常念小屋が見えてきた!
疲れた~!

【動画】

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かなり濡れてしまったけど、常念小屋でテン泊。
設営中に大雨となって、びしょぬれでテントを張ったら、雨が止むという・・・w
このあたりで、やまだ得意の「雨がっぱハイ!」になってきて、
もう濡れようが寒かろうがどうでも良いというハイ状態になってきた(爆笑)

※雨がっぱハイとは
https://www.instagram.com/p/BXDHfINFYxL/?taken-by=yeahmanyamada


しかもその後、雷雨と強風で、朝までほとんど外出できず、
テントに閉じ込められた2日目の夜でした。


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170821-24 燕岳-大天井岳-常念岳-蝶が岳1日目 燕岳の夕陽!!(中房温泉-燕岳)

高校の山岳部時代から念願だった北アルプス縦走。
今回は初めてなので、
無難に中房温泉~燕~常念~蝶~上高地までの常念山脈縦走を計画。
それでも未知の山域。
10日前の無駄にザックを重くした連続北岳ピストンもw、
今回のためのトレーニング
ひざ痛や腰痛もなく、コンディションはそれなりに良さそうな感じだが、
テン泊重量となると、やっぱり不安が残る。

なにしろ、数年前にちまちま低山トレッキングを再開しただけで、
若い頃とは筋力も体力も劣っている還暦近いおじさんが、
まさかこの歳で、テン泊縦走に挑戦するのだw。
4日間も20kg近くを背負って歩けるのだろうか、おれ?(笑)

そんな不安をもモチベーションに変えて、慎重に安全にを心がける。
初めての山域なので、どの程度の疲労度か分からない。
アクセスに関しても、穂高あたりまで車でやってきて、
登山口に定期バスで向かう方法がコスト的には優しいが、
下山後に八王子まで運転するエネルギーは残っていないだろうなと考え、
都心から登山バス利用で往復することにする。

行きは、毎日アルペン号の中房温泉行を満席ギリギリで予約できた。
僕の予約後、予約画面では満席になっていたけど、
当日乗車してみたら、どうも一人乗客は2席で一名となり、
2人乗客は2席の配置になっているような感じ?!
これなら、今回2名予約だったので各自で予約すれば、
1名で2席確保できたのだろうか?
まあともかく、夜行バスの中でうとうとしていると登山口に到着できるのはイイネ!


竹橋出発日の前夜までイベントの仕事で、
結局、前夜に帰宅できず、イベント先で仮眠して出発日の朝に帰宅。
イベントが長引き帰れなくなることは予想していたのでw、
ある程度パッキングの準備進めておいたのは正解だった。
ザックは、水を抜いた乾燥重量で約16.5Kg。
やや重い格安テントなのと、レトルト食品を持ったので、
思ったより重くなってしまった(笑)
まあ、これに水5Lで21Kg超くらい。
北岳の重量と同じくらいでどうにかなるか・・・
・・・と北岳トレーニングでの変な自信!?(笑)

ともかく、前置きがかなり長くなったが(爆笑)
念願の北アテン泊縦走に出発したのだ!


【動画】

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毎日アルペン号:竹橋22時発。中房温泉5:45着
装備を整え、水を補給したり、トイレに行ったり、
おにぎり食べたりして、のんびり出発。
今日は、燕山荘まで登ればいいので余裕!?

 

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合戦尾根は北ア三大急登と言われているけど、斜面は整備されていて登りやすい。
自分のペースを守れば全く問題なしと、オイラは感じた。

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すぐに第一ベンチ。
21kg超を背負っていても、コースタイムより良いペース。
いい感じ! 
しかし慎重に、2-3分だけ休憩w

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倒木マニア!!
縦走後半も、素敵な倒木があったのだが、
雨と湿気でカメラがダウンして、あまり撮影できず(涙)
今回の縦走コース上の林間区間では、
ダイナミックだったり、アーティスティックな倒木が、いろいろありました。


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林間の途中で、視界が開けている箇所がところどころ。
結局、登り中には残念ながら、槍などの遠望は望めませんでした。

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第三ベンチ。ちょうど燕山荘との中間地点。
看板の写真ばかりですが、正直な感想として、
合戦尾根の登りはそれほどハードではありませんでした。
北岳の右俣コースの登りの方がきついです。
普段、山歩きしている方なら、
思ったより早く合戦小屋に到着するのではないでしょうか?

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第3ベンチを過ぎると、ちょっと岩場も出てきますが、危険はないです。
地元の子供たちが林間合宿で登るコースですから、とても整備されています。
安心して登れます。

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皆さんがアップしている画像(笑)
残り10分、5分と表示されると、俄然元気が出るw。

【動画】


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動画ではゼイゼイ言ってるけどw、
20Kg超背負って思ったより早くついて、内心驚いているw

 

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合戦小屋と言えば「スイカ」だけど、
今年の夏は、天候不順で売れ行き微妙な感じでしたw
自分らもスイカよりうどんを選択しました(爆笑)<うどんもうまい!

【動画】

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なにしろ、トンボの大群が押し寄せてきたんだから、もう秋の気配。
スイカより、うどんでしょ!?(笑)

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合戦小屋から登り始めてすぐ。
わっかるかな? チングルマの綿毛にトンボが留まって動かないw

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ちょいと鎖場もどきの岩場があるけど、注意して歩けば問題なし!

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しばらく歩けば、目的の燕山荘が見えてくる。
燕山荘が見えてから到着まで30分くらいだったかな?

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途中、お花など撮りながらのんびり歩く。

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分かるかなぁ。
燕山荘手前で結構なお花畑が残ってたのだが、画像ではいまいちだな(笑)

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予定通り燕山荘到着。
テン泊の受付に向かった時には、バッチリ槍も見えていた!<初対面!

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設営を終えて、生ビールでも・・・と小屋に向った時にはガスってた(笑)

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ガスっても生ビール(爆笑)
ちびちびやってると、ガスが切れたり曇ったり。<楽しい!


f:id:yamanoyeahman:20170828192107j:plainこのまま飲んでいてもガスは切れない感じなので、山頂目指して出発!

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イルカ岩

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花崗岩の白い岩肌は、それはそれは美しい。

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ちょうどタイミングよく、山頂貸し切りで、いろいろなポースで撮影(爆笑)


【動画】

 

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ガスってても、この山は楽しく美しい。
さすが女王様だw。

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下山中、ラブラブな二人。いいねぇ!!!!

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岩の上に、鳥、とり!

ニコニコしながらテン場に下山して、夕飯の準備をしていると、
あれ? ガスが切れてそう!?
ウィスキーのお湯割りをマグカップに入れたまま手持ちで、見晴らしの良い高台に登ると・・・

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槍が顔を出してた。

夕陽も期待できそうだと、もう一度テントに戻って夕飯の準備をしながら、
そろそろサンセットかなと、もう一度高台へ。
この時はポットにお湯をつめて、ウィスキーのペットボトルとマグカップも持って、
完全装備で夕陽ウォッチャー仕様!!!!

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きた~!

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しかし、パノラマで撮ると、色が出ない・・・・

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夕陽のそばの、モクモク雲

【動画】燕岳夕陽

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画像では分かりにくいけど、夕陽の反対側は、雲が赤く染まってた。

これで、縦走初日は終了。
明日も天気に恵まれるといいのだが、まずはしっかり眠って、明日に備えるべし!


【この日の山行データ】

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