170430-0501 瑞牆山・金峰山 テン泊 自分史上最悪体調登山(笑)
今年初めてのテン泊登山!
奥秩父の瑞牆山と金峰山へ。
テン場は富士見平小屋。
やっと五丈岩を観れる・・・。
GWだし、渋滞を避けたいし、早朝に出発して・・・
・・・などと、あれこれ準備していたのに、
出発前に風邪をひき(笑)<子供か?
鼻水止めにと、普段飲まない薬を大量投与(笑)<良い子は真似しないように
おかげで、鼻水は止まったけど、
脱水症状気味の超体調不良に陥り、
今までで一番過酷な登山となりました(爆笑)
深夜2時に八王子出発。みずがき山荘の駐車場に5時頃到着。8割ほど埋まってました。
7時過ぎに出発。この時点で、身体が重く、
テン場の富士見平小屋に着いた時点で、ボーっとしてました(笑)
さすがにGWで、にぎわってました。
多くのテントは昨日からの滞在者で、午後に下山してから撤収するため、
僕らが下山したころには、テントは半分以下に減ってました。
テントを設営して、すぐに瑞牆山へ向かう予定だったのですが、
いかんせん、体調が良くなく、30分ほど休憩して、
のろのろとスタート。
しかし、意識朦朧としながらの岩登りは、
途中の行程をほとんど記憶していないという、フラフラの登頂でした。
写真もほとんど撮ってないw。
途中の桃太郎岩。ぱっくり割れてます。
しかし、ボーっとした僕には、このように見えてました(爆笑)
もはや、途中の岩登りゾーンの記憶も画像もなし・・・
何度も挫折しかけつつ、肩で息しながら本能的に山頂を目指して、
鎖場をよじ登っていたようなうっすらとした記憶のみ・・・(笑)
気がつけば、山頂直下の凍結斜面で、チェーンアイゼンを着け、
ちょっとよじ登ったら、山頂に着いてた。
画像でこの高度感が伝わるだろうか?
噂通りの絶景岩山だった。
かろうじて動画を撮ることを思い出して・・・。
快晴なのに体調最悪w
はぁはぁ、ぜぃぜいしながら、瑞牆岳って言ってる。本当にボロボロです!w
明日登る予定の金峰山。山頂付近はまだ雪が残っている。
左奥は国師ヶ岳か?
他にも、富士山、八ヶ岳、南アルプス(かな?)など、展望が広がり、
絶好の山岳日和だった。
その後、昼食は食べれなかったけど、
山頂でしばし昼寝できたのがよかった。
少し回復して、何とかテン場まで下山。
すぐに1リットルほど水を飲んで、
テントで大イビキでダウンw。
下山途中、桃太郎岩の脇の沢まで下ってからの登り返しが、地味に身体に効くw
一眠りして、あまり食欲がなかったけど、
せっかく水漬けペンネの鯖トマトソースを準備してきたので、
小屋前のテラステーブルで、山ごはん。
画像撮り忘れ・・・。
自分的には、下準備してくれば、
パスタをゆでる必要がないので、燃料の節約と時間短縮が魅力的。
しかも簡単に作れてうまかったので、
今後も水漬けパスタのメニューを多用したいところ。
普段ならビールかウィスキーで、プッハーッ!ってやってるはずなのに・・・(涙)
富士見平小屋は、水が豊富でうまい。(今回はこの水をがぶ飲みして救われました)
テン場も広く、受付のスタッフも気持ち良い対応で、気に入りました。
ただしキャパの割にトイレが少ないので、
混み合っている時には行列しそうで落ち着かないかも。
今回は週末を1日ずらした日程にしたため、混雑に合わなかったけど、
平日にのんびり利用させていただき、
小屋前のテーブル席で食事しながら乾杯というのがいいな。
2日目は、金峰山。
午後から天候悪化が予報されていたので、
お昼過ぎには下山する予定で出発したのですが、
予報より早く天候が変わり、
5月に雪の吹き付ける山頂を堪能してきました(笑)
小屋から金峰山方面の登山道へ入ると、
いきなり登りが続く。
重い身体には、先制パンチ! キツイ!
樹林帯の中間地点「大日岩」。
このあたりから残雪がつるつるし始めて、チェーンスパイク装着。
稜線に出るまでの樹林帯部分は、コースタイムで2時間30分。
この間、長い登りが続き気持ちがくじけそうになり、
さらに、最後の稜線手前の急斜面が、ガツンとパンチをくらわす。
それに鼻が詰まって、のどが痛いため、呼吸が苦しくて、かなりバテた。
やっと稜線に出た。瑞牆山があの距離に。意外と離れてるな。
五丈岩が見えた。
噂通り、この稜線は美しい。
眺めも良くて、楽しい稜線歩きができる。
まだ残雪がマダラに残っているので、アイゼンの脱着で悩むけど・・・
山頂に向かう前にトイレを借りようと、千代の吹上から金峰山小屋へトラバースルートをとる。
雪が緩んでいて踏み抜き箇所も多く、チェーンスパイクの爪だと腐った雪には力不足で、
ズリズリ、グサグサ歩きになった。
(北国育ちなのでこの程度は普通なのだが、同行者は苦戦したようだ)
金峰山小屋目印のケルンが見えてきた。
金峰山小屋はとってもきれいなトイレで、
黒ラブちゃんがお出迎えしてくれた。
何度もクンクン挨拶して、なでなでしてたのに、写真撮るよって言ったら、デレツンされた(笑)
また会いに来たい!
小屋に着いた頃から、雪になり始めた。
予報よりちょっと早いかなと言ってたら、
小屋の奥さんが「これでも予報通り。山は下より早いのよ。身体冷やさないように気を付けてね」とアドバイス。
そだね、とレイヤを増やすが、
動くとレインウェアはどうしても蒸れて苦手なので、
雨じゃなく雪だし、ミドルウェアと薄いウィンドブレーカー仕様で山頂へ向かう。
小屋から山頂までは20分ほど。でも雪が緩んでいて、思ったより進まない。
少し登ったところから振り返ってみると、あのケルンの岩が結構でかいことが分かった。
それなりの風雪に見舞われながら、山頂到着。
今の雪は降ったり止んだりだけど、
この後悪化してくる前に下山しておきたいなと長居せずに、さっさと移動(笑)
近くに怪しい雲が見えてきてたし、寒かったしねw
はじめまして、雪が舞う五丈石さん。
やっぱり山頂にこんな岩が積みあがっていたら、ビックリするわ。
思わず拝むよ
五丈石の背面。
小屋経由のため登りでパスした稜線部分なので、下りで振り返りつつ。
下りの稜線。
鎖場が残雪&凍結で、登りの人たちが苦労しているのを見て、
小屋経由でトラバースしたのは正解だったかもと思ったw。
鎖場で、Tシャツにトレパン、トレランシューズで登っている人がいてビックリ。
トレランシューズでは、さすがにこの雪斜面を登るのは大変そう。
「下りが心配です」と言っていたけどw、彼らは寒くはないのだろうか?w
ちゃんと無事に下山できたことを願う。
天候が悪化する前に樹林帯に戻り、さくさく下山を進めたけど、
テン場まで残り1時間ほどで雨になり、レインウェアに着替える。
予報より早く雨になってしまったら、テント撤収はどちらにせよ濡れているので、
急ぐ必要も無くなったので、体調を確かめながら、ゆっくり下山。
やっぱり右足親指に靴擦れが起きる。親指の巻き爪が原因なんだろうな。
テントに戻り、暖かいスープとコーヒーで暖をとり、しばらく雨をやり過ごす。
しっかり降ってきちゃったよ・・・。
雨の撤収はいやだなぁ・・・
小一時間ほど、テントで荷物を片付けたりしていたら、雨音が止んだ。
「えっ、もう前線が通り過ぎたのかな?」
なんと日差しも戻ってきて、撤収作業も駐車場までの下山もルンルンで終わりました。
昨日は気づかなかったけど、駐車場から富士見平小屋の途中にも小さなケルンがあった。
今回の教訓:
○遠足前と登山前はワクワクしても、ちゃんと眠って体調を整えましょう!
○薬は使用量を守りましょう!
○体調が悪い時には、こまめに水分補給!
○水漬けパスタは、活用の可能性大!<ハマりそうですw 今度はでかいフライパンを持ち上げてペペロンチーノでも?!(笑)