山のやあまん

やあまんの山歩き 山行記録をメインにポテポテと更新。

220524-25【おじさんテン泊 第3弾】笠取山で人生を悟る!? 


昨秋の本沢温泉以来の「おじさんテン泊 第3弾」。いつも通り、ゆるい計画で行こうと奥秩父笠取山をチョイス! 

5年前ソロで登った時はバス利用のため、西沢渓谷側の新地平から登ったのだが、何度も渡渉したり、林間でふみ跡が薄く迷いやすかったり、距離も長くて結構疲れた記憶。曇り空で景色を堪能できなかったので、今回はスカッと晴れた景色を見てみたいなと。

yamanoyeahman.hatenablog.com


今回は車なので、整備されている作場平口よりのんびり登るプラン。例の直登急斜面と実際に対面した時、おじさんたちは、登るか? 撤退か?(笑)

作場平の駐車場はトイレ新設工事で狭くなっていたが、平日なので問題なく駐車できた。臨時駐車場も用意されているが、登山口から少し離れているようです。(笠取小屋のトイレも新設工事していた。東京都水道局に感謝!)

入山すると、さすが水源の山。渓流の水は透明で新緑が目に優しく、なかなか先に進まないw



あれこれたくさん撮影したけど、あとで見返すと似たような景色ばかりなので(あるある)、広葉樹林の新緑画像はこれで終了!w

90分ほどで笠取小屋に到着。平日は小屋が閉まっていることが多いと調べていたのに、途中でコンビニに出会えずビールを買いそびれて、すこし凹んでいたのだが、なんと小屋番さんが上がってきてた!!! テントの受付しながら、 
「ビールも買えますか?」
「僕がいる間は買えるけど、夕方下りるよ。何本?」
そうだなーと悩んでいたら、すかさずKくん
「2本ずつ!!!!」
だよねぇ~w まだお昼だしw

設営終えて昼ビールと昼食を食べて、時間もたっぷりあるので、散歩に出かける。最初は、気持ちよい高原の「雁峠」へ。前回はこの斜面の下からふぅふぅと登ってきて、林間を抜けて雁峠の草原とこの木の風景を見上げた時、マルバダケブキ満開で鹿も走ってるし「ここはパラダイスか!」とマジで思ったw


ほんとにここは楽園のような場所。気持ちよくて、瞑想したり、ボケーっとしたり、40分ほどまったりタイムを堪能。

【動画】

 
 
 
 
 
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まったりタイムの後は、「小さな分水嶺」へ。多摩川、荒川、富士川の3河川の分水嶺。小高い丘になってて、眺めが良い。

そして、いよいよ例の斜面とご対面!!!
ガスが湧いてきちゃったし、眺望があまりよくなさそうだし、山頂は明日の朝にしようか?と相談するも、せっかくだから今日登っちゃいましょう!!ということに。

行くぜ!!
(まあ、見た目ほど大変な斜面ではないのだが、直登のふみ跡がプレッシャーをかけてくるw)

【動画】

 
 
 
 
 
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もうすこし・・・

 
 
 
 
 
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13分で山頂到着! それほど標高差がないので、まあそんなもんですw 見た目の威圧感だけ強い(笑)


雲や霞で遠くの展望は見えなかったが、前回と同様に天使の階段が雁峠方面に降り注いでいた。雁峠はやっぱり天使のいる楽園なのか?w




この後、奥の岩場を超えて、三角点のある本当の山頂(?)へ移動。


山頂は、シャクナゲが満開だった!!!!

山頂でもちょいと瞑想したりしながら、奥の周遊ルートで下山。

おなじみの水干。多摩川の源頭。

【動画】

 
 
 
 
 
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テン場に戻り、外のベンチテーブルで夕食準備を始めると、テン泊者が続々と夕飯持って集まり始め夕食会に。その中にファイントラックの若い社員二人がいて、だんだんギア談議にw。そして日が暮れる前には、ぞろぞろとテン場に移動して、ファイントラック・テントの展示会のようになってたw。ワンポールテントは軽くて小さいけど前室もあり良さげだなと思ったが、シングルウォールなので結露が気になった。

 

陽が沈み暗くなり、ひとり二人とテントに戻り始め、最後は我々二人でしっぽりバータイム。

笠取山の斜面を登っているとき、Kくんは人生を悟ったらしい!?w
「小さいけど一歩一歩目先の歩みを続けていると、急斜面でも遠く見えていた山頂でも到着する。険しいときはあえて視線を足元にして、上を見上げるときは方向を間違えていないかとか、登りやすいコースを探すときで、あとは足元を見つめ地道に小さなことの積み重ね・・・。人生と一緒だなぁ・・・」(笑)Kくんはドロドロした世間にも触れながら仕事しているので、山に来ると心が洗われ自分を取り戻せるそうだ。

トレッキングしていると、一歩一歩歩くことだけに意識が向かい始め、過去や未来を思考して不安や期待などの感情を抱いていた意識が、「いま現在」だけにフォーカスするようになってくる。すると感情が静まってくる。「歩く瞑想」ってあるけど、トレッキングで「Be Here Now」の境地にチューニングされると、思考が停止して静かな瞑想状態のまま移動しているような感覚になることもある。

海でも山でも自然に触れることで、一種の瞑想状態のような体験を得てリフレッシュするのは確かだと思う。でも、都市生活者はそれが難しいので、僕やKくんが提供している心のリフレッシュ装置やサロンなどを利用して思考を停止し、「いま」だけを感じ、心身のバランスを回復する必要があると僕は考える。普段から自然を感じて、心を整える生活をしている人には、本当はマシンなどは必要ないだろうけどねw

・・・などと、二人で静かに語り明かしながら、夜は更けていったのでした!w



で、翌朝! 深夜のトイレに出たら、露で湿ったフライのジッパーが深く噛んでしまって、やむを得ず耳を切り裂きジッパーを下さざるを得ないという悲劇に! その悲しみから(笑)三度寝の寝坊していたおいらの耳に、お隣でテン泊していたファイントラックの若い二人が、朝一で山頂まで散歩してきて下りてきた会話が聞こえてきた。
「眺め良かったです。富士山見えてましたよ」

Kくんはすでに分水嶺まで行って朝の瞑想をしてきたようで、「じゃ、もう一回登る? 山頂で朝食しようか」と悲しみのおじさんも重い腰を上げて準備開始。

※ファイントラックの二人は、自転車で埼玉から登山口までツーリングしてきて、UL装備で登ってきてた。帰りも時間かかるので早出で帰りますとサクサク下山していった。


朝食とコーヒーをザックに詰めて、前日に一度登っているので疲れずに山頂到着!
富士山に間に合った!

笠取山からやっと見れた


【動画】

 
 
 
 
 
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贅沢な朝ごはん

 
 
 
 
 
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雲が湧いてくる前に、何度も撮影w

 

のんびり1時間ほど山頂を堪能

シャクナゲの陰で咲いてた白い花。名前知らず! グーグル先生によれば、ジャスミンと検索されるのだが、合ってる?


朝ごはん後、昨日と同じく山頂奥のルートで下って周遊してテン場へ。
テント撤収して、下山は1時間弱で駐車場着。らくちん楽ちん!

帰りは、数年ぶりに道の駅たばやま「のめこい湯」で汗を流して帰宅!肌がつるつるになる良い温泉。しかも、食堂のカレーが美味しかった!!!!!


GPSログ

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