170226-27 御前山(小屋泊:藤倉ー小河内峠ー惣岳山-御前山ー湯久保尾根)思ったよりタフなルートだった!
檜原村初訪問!
東京都唯一の村ということで、遠いイメージを持っていたが、かなり近かった(笑)
払沢の滝までなら、高尾から40-50分くらいか。
さて、今回は御前山。
多くの人は奥多摩方面から登るようだが、一度檜原村に入ってみたかったので、
反対側の南斜面から登ってみることにした。
藤倉バス停(檜原村)ー小林家住宅ー陣場尾根ー小河内峠ー惣岳山ー御前山(避難小屋泊)-湯久保尾根ー小沢バス停(檜原村)
初日は最終バス停「藤倉」から陣場尾根を登り、
帰りは湯久保尾根を下りて小沢バス停を目指す周遊ルートを歩いてみた。
結果、初日の陣場尾根ー小河内峠ー惣岳山のルートは、意外とタフなルートだった。
藤倉バス停から登山口まで、道が2本ほど分かれていて、
せっかくだから重文の小林家住宅を通過して行こうと林道ルートを登って行ったら、
この分かれ道を見落として、少し先に進みすぎてしまう(笑)
左のバス停方面から来ると、看板にチラシが貼ってあって、
肝心の小林住宅が見えなかった(笑)
上の分岐から一旦沢まで下りて、対岸の斜面に取りつく。
資材運搬用のモノレールがあった。
この斜面、意外と急坂で登りごたえあり。
沢からこんな急斜面を一気に登る
小林住宅の手前に民家あり。
山の民じゃないと住むのは大変そうだ。
「宅配便のドライバーさんは大変だね」とは同行者の弁w。
さっきのモノレールで生活物資は荷揚げしているそうだ。
小林家住宅。思ったよりも大きい建物。
小林住宅を後にして、いよいよ登山道へ。
上から見下ろした小林家住宅。
おとぎ話や映画の風景!?w
尾根筋の登山道に合流。
ここからは、小河内峠を目指して、楽しい尾根道の登りと思ってた。
猿江の分岐までは、気持ち良い道。
途中、下のように落ち葉が堆積していて歩きにくいところがある。
意外と積もっていて、脚が重いw
そして峠まで1Kmの案内に、通行注意の札。
どの程度の土砂堆積なのか分からないけど、
まあそれほどでもないでしょ・・・と思っていたら・・・
結構タフなトラバース続きだった。
ほとんど足場のないザレ場の斜面に落ち葉が堆積していて、
地面の様子が分からず、手探りならぬ脚探りでステップを踏んでいかなくてはならず、
このようなトラバースがずっと峠の下まで続き、
思わず「カモシカかよ!」と心で叫びつつw、ずるずるしながら、
かなり気を使って、慎重に通過して行った。
対向者は来なかったけど、すれ違いポイントはほとんどなしの区間でした。
このルートを計画される方は、この区間はかなり慎重に!
で、なんとか小河内峠に到着。
奥に見えるのは、石尾根の稜線かな?
そして惣岳山に向かう尾根道は、またしてもなにげに急坂(笑)
さっきのトラバースとは違う疲労感・・・w
タフなコースだなぁ。
倒木マニア。「龍の頭」
この尾根道の通行注意は、痩せ尾根。
別の札には、「おしゃべりしないで慎重に!」(笑)
たしかにおしゃべりに夢中になってるパーティもいるw
まあ、話に夢中にならず歩けばw、特に問題はない尾根道でした・・・
倒木マニア
タフな急坂登りを終えて、やっと惣岳山到着。
御前山へはもう少し。
倒木マニア
一旦下りて、登り返すと御前山山頂。
誰もいない山頂は、ちょっと曇ってきてしまって寂しい感じ。
カタクリのシーズンは、賑やかなんでしょうね。
避難小屋へは、山頂を通過して行くのだが、
振り返りざまに撮影してみたら、もの寂しさが・・・w
三角点がまるで墓標のように・・・?!
避難小屋までの下りは、一部凍結部分もあったけど、
日中の気温で雪が緩んでいたのでノーアイゼンで下りました。
翌朝の出発は、凍っていたので、チェーンスパイクを装着。
御前山避難小屋。
綺麗な建物だけど、サッシが大きいため、夜間窓側からしんしんと冷え込みが・・・
水場の水は煮沸が必要との情報があったので、今回は利用しませんでした。
小屋テラスからの夜景。
翌朝、6時前に目覚めて、
朝焼けしているのを見たけど(サッシが大きいので良く見えるw)、
外でじっと日の出を待つには寒すぎたので、
シュラフの中でじっとスタンバイして、日の出直前にテラスへ!
綺麗な日の出でした。
帰りは、湯久保尾根で下山。
小屋を出て斜面を下る箇所は、枯葉の下で凍結している箇所などもあり、
下りは軽アイゼンを装着した方が良いかと思います。
標高を下げて、尾根道になれば、ノーアイゼンでOK。
気持ち良い林間歩きができました。
途中のちょっとした岩場。
このあたりが「仏岩の頭」なのだろうか?
標識がないので良くわからず。
里が見えてきた。向こうは笹尾根だろうか?
せっかくなので、帰りに払沢の滝に立ち寄ってみる。
寒いと氷瀑するらしいけど、その日は見事に普通に流れ落ちてた。