160803 スゴイところも、残念なところも含めて、やっぱり富士山は不二山。 須走口往復の記録
8/3-4に、3度目の富士登山に行ってきました。
週明けから天気が不安定で、予定を延期して出発したのですが・・・はたしてご来光は?
過去2回は、吉田口からの登山でしたが、
単調な景色で、登る途中で飽きたのを覚えてる。
今回は須走口ルート。
このコースは、5合目から森林地帯があるので、飽きずに楽しめた。
人も少ないし、おススメです。
5合目からは、しばらくこんな森林帯を歩く。気持ち良し。
晴れ予報だったのに、だんだんガスってくる。
森を抜けたら、すっかり雲の中(笑)
まったく景色が見えん!
このあたりから、しっかりと降ってきて、折り畳み傘を使って歩くことに。
まさか登山中に傘を使うことになるとは思わなんだ。
たしかに風が無いこのような状況では、傘は有効だと実感。
モンベルが、高額な登山用折り畳み傘を発売しているが、
まあ、街で売ってる折り畳み傘で十分。
強風の時は、登山用でも傘をさせないよ、たぶん。
僕らを見て、「傘持ってくればよかった・・・」と、レインウェアの他の登山者。
でも、多くの人は、ウェアの下までは穿かないよね。
僕も、面倒だったり、蒸れたりするので、穿かないタイプなのだが、
今回は、穿いた方が良かったかも・・・。
傘をさしてても、下半身はべちゃべちゃになり、
シューズの中が水たまり状態(笑)
富士山は下山でシューズがぼろぼろになるからと、
古い廉価トレッキングシューズで来たのだが、
安いだけあって防水が効かず。<下山後、処分したくなったw
この時点で、ポケットに入れていたipodが水濡れで御臨終(涙)
とにかく雲より上に向かおうと、びちゃびちゃ登山。
しばらく画像もなし・・・w
何とか、本6合目の瀬戸館にたどり着き、30分の休憩タイム(500円)。
瀬戸館さんは、休憩でコーヒーとお茶を出してくれるので、
温かい水分補給をして、濡れた衣類を軽く乾かせた。
自分らには、充分有料休憩の価値ありでした。
濡れた衣類とシューズが気持ち悪かったので、この休憩で元気復活!
メリノウールソックスは、2度ほど絞っても、まだ絞れるくらい染み込んでいたが、
濡れ冷えしない。すごいな、メリノウール。
瀬戸館から少し登って、雨雲を抜けたかと思ったけど、
結局、8合目付近まで、ずっとガスに追いかけられたり、晴れたりの天気だった。
この花の名前は「ホタルブクロ」だったっけ?
たくさん咲いているこの花は、なんていうのだろうか?
予定では、名物の豚汁目当てに、7合目の太陽館に宿泊。
早めにチェックインして、外でお茶したり、一杯やったりしながら、
景色眺めて、うだうだ優雅な7合目ライフを満喫するつもりだったのだが(笑)
天気も良くないし、少々歩き足りなかったので、予定変更して8合目まで登ることに。
5合目~7合目までだと、ちょっと物足りない距離感なんだよな。
それでまた、ガスられ、軽く降られながら、8合目の下江戸屋さんにチェックイン。
8合目に着いた時も、それなりに降っていた。
天気予報は何だったんだ!?
平日なので予約なしでも、山小屋はどうにかなった!
天気が安定したのは、夜になってから。
今日の登山者は、みんなずぶ濡れで山小屋イン(笑)
オイラは山小屋のベッドは息苦しくて苦手なので、消灯後に外へ避難(笑)
週末などのピーク時は、小屋で酸欠になるというけど、慣れないと辛いもんがある。
夜景がきれいで、しばらく景色を楽しむ。
午前0時過ぎの画像だけど、もう山頂付近に向かっている人のライトの列。
近年のご来光渋滞はかなりスゴイと聞いているので、
今回は小屋から日の出を拝むことにしている。
そして、朝。
日の出前の時間の空の色が大好きだ。
写真ではうまく色が出ないにゃ。
やっぱり肉眼で見るのが一番!
脇には、八ヶ岳。
そして、来た!
富士山に登って、ご来光見れないのは悲しいもんねw
陽も出て、さくっと朝食食べて、そろそろ空いているだろう登山道へ。
既に、下山道が混雑中(笑)
ツアーの人たちも多いのかもしれないけど、
多くの人の行動パターンが同じということが良くわかる(笑)
日の出後の登山道は、人が少なく、超快適。
高山病の症状もなく、身体も軽く、サクサク登れた。
おまえは、どうやって9合目まで登ってきた?
山頂からだろうか、エンジン付きのパラグライダーで滑空している人。
上空からの風景は、きっとこんな感じなのだろう。
(この動画、映像はスゴイ!さすが4K映像。しかしBGMはちょっと残念・・・!?)
・・・で、山頂到着!
以前登頂した時に興ざめした、山頂の自動販売機は無くなったようだ!?
今年は申年で、12年に一度の特別な御朱印をいただけるのだとか。
雲が上がってくる前に、お鉢巡りに向かうことに。
下の2枚を見比べて欲しい。
同じ場所で撮影したのだが、25年でこれだけ万年雪が消えている。
温暖化は、目に見える形で進行している。
火口には、ほとんど雪がない。
大丈夫なのかな。気候変動、やっぱり気になる。
剣ヶ峰に向かう斜面で、タイガーマスクと出会い、ポーズをとってくれた。
どうやらタイガーはトップロープは得意らしいが、急斜面の下りは苦手らしく(笑)
「あかん、滑る滑る・・・」
と尻もちをつきながら、ずるずると滑り落ちてました(爆笑)
リングシューズじゃ、無理でしょ!?
剣ヶ峰で写真撮ってなかったので、今回初めて記念写真。
西側はガスが上がってきてしまって、南アルプス方面は見えなかった
こんな稜線を歩くハイカーの風景が好きだ。
下山は、初めての須走ルートの砂走り。
意外と砂の下に岩がごろごろしてて、あまり早く走り下りようとは思わない道だったけど、
砂が柔らかいので、ひざ痛もちのオイラには、とても優しい下山だった。
スキーの要領で、ザシュ、ザシュと下れるのは、
岩場をよいしょ、よいしょと下りるよりどれだけ助かっただろうか。
(結局、ひざ痛無しで下山できた)
途中で、トレラン風の外人が、ダッシュで走り下りて行ったのを見て、
「ありゃ、単なるクレイジーだ」と、追い越された誰もが思っただろう(笑)
下の小屋前で追いついたのだが、トレランシューズ(?)はボロボロで、
足の指が穴からのぞいてた。
火山砂のエリアから森林エリアに入る入口。
こんな感じで、25年ぶりの富士登山だったのだが、
標高が上がれば、それだけ空気も澄んで、意識も軽くなることを思い出した。
やっぱり2500m以上は気分がいいな。
思った以上に身体が動いて、だんだん体調が良くなったのも、予想外の確認だった。
まだまだ高山にいけそうかも?!(笑)
さて、僕にとって次回の富士登山はあるか?
分からないなぁ(笑)
富士山は山頂が俗化されているので、
「一度登ったら、もういいや」という気分になるのは確か。
お鉢巡りで、反対側に回り込むと、静かで登山気分も上がるけど・・・。
他に登りたい山がたくさんあるから、富士山はまた25年後か!?(笑)
記念に、協力金を募金して、バッジをもらってきたw。
(僕は、富士山に関しては、全員から入山料を徴収し、
1日の入山者数制限すべきと思っている)