山のやあまん

やあまんの山歩き 山行記録をメインにポテポテと更新。

160803 スゴイところも、残念なところも含めて、やっぱり富士山は不二山。 須走口往復の記録

8/3-4に、3度目の富士登山に行ってきました。
週明けから天気が不安定で、予定を延期して出発したのですが・・・はたしてご来光は?

過去2回は、吉田口からの登山でしたが、
単調な景色で、登る途中で飽きたのを覚えてる。
今回は須走口ルート。
このコースは、5合目から森林地帯があるので、飽きずに楽しめた。
人も少ないし、おススメです。

 

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f:id:yamanoyeahman:20161018230638j:plain5合目からは、しばらくこんな森林帯を歩く。気持ち良し。

 

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晴れ予報だったのに、だんだんガスってくる。

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森を抜けたら、すっかり雲の中(笑)
まったく景色が見えん!

このあたりから、しっかりと降ってきて、折り畳み傘を使って歩くことに。
まさか登山中に傘を使うことになるとは思わなんだ。
たしかに風が無いこのような状況では、傘は有効だと実感。
モンベルが、高額な登山用折り畳み傘を発売しているが、
まあ、街で売ってる折り畳み傘で十分。
強風の時は、登山用でも傘をさせないよ、たぶん。

僕らを見て、「傘持ってくればよかった・・・」と、レインウェアの他の登山者。
でも、多くの人は、ウェアの下までは穿かないよね。
僕も、面倒だったり、蒸れたりするので、穿かないタイプなのだが、
今回は、穿いた方が良かったかも・・・。
傘をさしてても、下半身はべちゃべちゃになり、
シューズの中が水たまり状態(笑)
富士山は下山でシューズがぼろぼろになるからと、
古い廉価トレッキングシューズで来たのだが、
安いだけあって防水が効かず。<下山後、処分したくなったw

この時点で、ポケットに入れていたipodが水濡れで御臨終(涙)
とにかく雲より上に向かおうと、びちゃびちゃ登山。
しばらく画像もなし・・・w


何とか、本6合目の瀬戸館にたどり着き、30分の休憩タイム(500円)。
瀬戸館さんは、休憩でコーヒーとお茶を出してくれるので、
温かい水分補給をして、濡れた衣類を軽く乾かせた。
自分らには、充分有料休憩の価値ありでした。

濡れた衣類とシューズが気持ち悪かったので、この休憩で元気復活!
メリノウールソックスは、2度ほど絞っても、まだ絞れるくらい染み込んでいたが、
濡れ冷えしない。すごいな、メリノウール。

 

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瀬戸館から少し登って、雨雲を抜けたかと思ったけど、
結局、8合目付近まで、ずっとガスに追いかけられたり、晴れたりの天気だった。

 

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この花の名前は「ホタルブクロ」だったっけ?

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たくさん咲いているこの花は、なんていうのだろうか?

 

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予定では、名物の豚汁目当てに、7合目の太陽館に宿泊。
早めにチェックインして、外でお茶したり、一杯やったりしながら、
景色眺めて、
うだうだ優雅な7合目ライフを満喫するつもりだったのだが(笑)

天気も良くないし、少々歩き足りなかったので、予定変更して8合目まで登ることに。
5合目~7合目までだと、ちょっと物足りない距離感なんだよな。

それでまた、ガスられ、軽く降られながら、8合目の下江戸屋さんにチェックイン。
8合目に着いた時も、それなりに降っていた。
天気予報は何だったんだ!?
平日なので予約なしでも、山小屋はどうにかなった!

 

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天気が安定したのは、夜になってから。
今日の登山者は、みんなずぶ濡れで山小屋イン(笑)

 

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オイラは山小屋のベッドは息苦しくて苦手なので、消灯後に外へ避難(笑)
週末などのピーク時は、小屋で酸欠になるというけど、慣れないと辛いもんがある。

夜景がきれいで、しばらく景色を楽しむ。

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午前0時過ぎの画像だけど、もう山頂付近に向かっている人のライトの列。
近年のご来光渋滞はかなりスゴイと聞いているので、
今回は小屋から日の出を拝むことにしている。

 

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そして、朝。
日の出前の時間の空の色が大好きだ。
写真ではうまく色が出ないにゃ。

やっぱり肉眼で見るのが一番!

 

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脇には、八ヶ岳

 

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そして、来た!
富士山に登って、ご来光見れないのは悲しいもんねw

 

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陽も出て、さくっと朝食食べて、そろそろ空いているだろう登山道へ。
既に、下山道が混雑中(笑)
ツアーの人たちも多いのかもしれないけど、
多くの人の行動パターンが同じということが良くわかる(笑)

 

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日の出後の登山道は、人が少なく、超快適。
高山病の症状もなく、身体も軽く、サクサク登れた。

 

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おまえは、どうやって9合目まで登ってきた?

 

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山頂からだろうか、エンジン付きのパラグライダーで滑空している人。

上空からの風景は、きっとこんな感じなのだろう。
(この動画、映像はスゴイ!さすが4K映像。しかしBGMはちょっと残念・・・!?)

 

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・・・で、山頂到着!
以前登頂した時に興ざめした、山頂の自動販売機は無くなったようだ!?

今年は申年で、12年に一度の特別な御朱印をいただけるのだとか。

雲が上がってくる前に、お鉢巡りに向かうことに。

下の2枚を見比べて欲しい。
同じ場所で撮影したのだが、25年でこれだけ万年雪が消えている。
温暖化は、目に見える形で進行している。

 

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火口には、ほとんど雪がない。
大丈夫なのかな。気候変動、やっぱり気になる。

 

 

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剣ヶ峰に向かう斜面で、タイガーマスクと出会い、ポーズをとってくれた。
どうやらタイガーはトップロープは得意らしいが、急斜面の下りは苦手らしく(笑)
「あかん、滑る滑る・・・」
と尻もちをつきながら、ずるずると滑り落ちてました(爆笑)
リングシューズじゃ、無理でしょ!?

 

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剣ヶ峰で写真撮ってなかったので、今回初めて記念写真。

 

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西側はガスが上がってきてしまって、南アルプス方面は見えなかった

 

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こんな稜線を歩くハイカーの風景が好きだ。


下山は、初めての須走ルートの砂走り。
意外と砂の下に岩がごろごろしてて、あまり早く走り下りようとは思わない道だったけど、
砂が柔らかいので、ひざ痛もちのオイラには、とても優しい下山だった。
スキーの要領で、ザシュ、ザシュと下れるのは、
岩場をよいしょ、よいしょと下りるよりどれだけ助かっただろうか。
(結局、ひざ痛無しで下山できた)

途中で、トレラン風の外人が、ダッシュで走り下りて行ったのを見て、
「ありゃ、単なるクレイジーだ」と、追い越された誰もが思っただろう(笑)
下の小屋前で追いついたのだが、トレランシューズ(?)はボロボロで、
足の指が穴からのぞいてた。

 

 

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火山砂のエリアから森林エリアに入る入口。

こんな感じで、25年ぶりの富士登山だったのだが、
標高が上がれば、それだけ空気も澄んで、意識も軽くなることを思い出した。
やっぱり2500m以上は気分がいいな。
思った以上に身体が動いて、だんだん体調が良くなったのも、予想外の確認だった。
まだまだ高山にいけそうかも?!(笑)


さて、僕にとって次回の富士登山はあるか?

分からないなぁ(笑)

富士山は山頂が俗化されているので、
「一度登ったら、もういいや」という気分になるのは確か。
お鉢巡りで、反対側に回り込むと、静かで登山気分も上がるけど・・・。

他に登りたい山がたくさんあるから、富士山はまた25年後か!?(笑)

記念に、協力金を募金して、バッジをもらってきたw。
(僕は、富士山に関しては、全員から入山料を徴収し、
1日の入山者数制限すべきと思っている)

 

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