170522 念願の乾徳山 この山、楽しい!
GWに風邪薬のオーバードーズで、連休後半の予定は全部キャンセルになってしまった(笑)
本日、リベンジすべく、当初予定していた乾徳山へ日帰りしてきました。
今回、デジカメのレンズに汚れが付いていたようで、画像にはすべて白っぽい曇り部分があります。残念ながら、オーブとか霊とかではありませんw
グーグルマップでは「乾徳山登山口バス停」を目的地設定できたのだが、カーナビには目的地リストになく、徳和集落の代表地という項目を設定して向かったのだが、途中でバス停脇の駐車場を見落とし。ずっと上の林道方面まで車で登ってしまったw。でもカーナビの目的地は、まだ先を指示している(爆笑)
せっかく登ったけど、Uターンしてバス停駐車場まで下山w
林道入口付近に、駐車できそうなスペースあり。ここに駐車すると集落の車道歩きをかなり省略できるが、トイレなどの設備は無し。
バス停駐車場から渓流脇をしばらく登る。
さっきは車でここまで登ってきてしまったw。ここまで下から徒歩で20分ほど。それにしてもナビの目的地は、いったいどこに設定されていたのだろうか?!(笑)
下から30分ほど車道と林道を歩いて、いよいよ登山口。
最初のチェックポイント「銀晶水」。期待していなかったけど、ほぼ枯れてた
しばらく林間歩き。鳥の鳴き声を聞きながら、黙々と登り道。
第2チェックポイント「錦晶水」。この水は美味しかったな。寝不足だったので、顔をじゃぶじゃぶw。生き返る~!
杉林エリアから、だんだん樺林、白樺林エリアに変化し始める。
気持ち良い高原林エリアで、木漏れ日も心地よい。
そして林を抜けて、空が広がる。めっちゃ、気持ち良し!
いいな、このエリア!
このあたりが、国師が原。リゾート気分だ!
国師が原の四辻。扇平に向かうのだが、この先トイレがないので100mほど脇の高原ヒュッテに立ち寄って、トイレをお借りする。
避難小屋の高原ヒュッテ。まるで別荘のようなきれいな建物。トイレはバイオで清潔。
(冬期間は閉鎖と掲示あり。)
ただし小屋内にスズメバチが数匹窓際に。どうやら小屋内にお住まいのようで(巣があるのか?)、屋根と壁の間に隙間があったので、そこから入り込めるのか? 同泊は嫌だと同行者は言っていたw。オイラは、離れてちょっかい出さなければ大丈夫な気もするけど、はたして?
登山道に戻って、最初に出てきた前宮跡。この先、他にも役小角像や月見岩とかあるはずだったのだが、どうも登山道を外れて扇平に直登してしまったようでw、行者さんにはお会いできなかった(笑)。役行者さんに会いたかったのに・・・
扇平への斜面を登りつつ、林を抜けて振り返ってみると、霞の上に富士山が浮かんでた!
メチャクチャかっこいい。天空に浮かぶ島。
動画も撮ってみたけど、ちゃんと見えるか?
そして、尾根上の扇平に到着。
このあたりは草原だった。眺望が楽しめるエリア。
霞がかっていたけど、富士山や八ヶ岳が頭を出していていた。
ここから、山頂部分の岩場・鎖場ゾーンへ向かう。
手洗石。ホントに水が溜まってた。洗わなかったけどw
間もなくして、岩場ゾーンに突入。
意外と狭い隙間ばかりで、お腹周りに脂肪の浮き輪を着けているおじさんは、通り抜けることができるか気にしながら岩登り開始(笑)。
髭剃岩の手前の岩のすきま。
これを髭剃岩と勘違いして、「あれ?これなら通れるかも? 狭いと聞いていたけど、意外と広いじゃん」と無謀にも突入!
ウェアやザックをこすりながら、なんとか向こうまで通り抜けできたけど、デジカメを入れて膨らんでいたパンツのポケット部分がこすれて裂けてしまった・・・orz
こっちは本当の髭剃岩。せまっ! もちろん通り抜けチャレンジはパス!w。
ポケットに穴を空けてへこんでいる上に、そもそも体形的に絶対無理(笑)
鎖場も出てきました。この鎖場はステップが多いので、慣れない人でも慎重に登れば大丈夫かな。
そして山頂直下の最後の鎖場。週末は渋滞するらしいけど、平日登山は空いていて貸し切り状態。楽しそう! このためにやってきましたw
最初の4-5mくらいは一枚岩でステップが少なく、鎖をつかんで少々腕力で登る箇所もあるけど、そこを抜けると右側に移動して、三点支持でしっかり登りきれます。
ただし、この岩を下れと言われたら、たぶん僕は遠慮しておきます(笑)
この鎖場の迂回路もあるので、苦手な人は無理しないでも山頂に登れます。
最後の鎖場を登ると、そこは山頂だった!
すいてる山頂Yeah!
南西側の眺望の動画。
東側の眺望
見えるかなぁ? 遠くに金峰山の五丈岩の姿も。
帰りは水のタル経由で下山。山頂からの梯子を下りて見上げたら、意外と高かった。
振り返って山頂付近。
水のタル。
親切か? やり過ぎか? かえって迷わせるような看板の数々(笑)
高原ヒュッテ方面へ向うが、看板通りガレ、大きな浮石なども多く、
ルートも見失いやすい場所もあったり、岩場の登りルートとは別な雰囲気。
このルートは登りで絶対使いたくないよな・・・と靴ずれとひざ痛に悩まされながら、うんしょ、うんしょと下る。
下山前に靴ひもを締め直しているのだが、最近親指の底がこすれて毎回水ぶくれる。そして靴擦れをかばって下りると膝に来る悪循環。ソックスがへたってきたのか。
高原ヒュッテまで下りたら、鹿がのんびりと草を食んでいた。
慣れてるんだろうけど、警戒心なしだなw
5月なのに真夏のような暑さだったので、道満山経由のルートをやめて、国師が原からは同じルートで下山。
徳和の集落まで下りると、道沿いの花がきれいでしばし暑さを忘れる。
お昼過ぎには下山したけど、その頃から真夏のような積乱雲がにょきにょき立ち上ってた。帰宅して調べてみたら、午後から甲武信岳あたりで強い雷雲発生してたようで、乾徳山付近も荒れたかもしれない。
もはや夏山のような一日でした。早めの下山は大切ですね。
乾徳山、楽しい山でした。人気がある理由が良くわかりました。
日帰りの山で、
森林>白樺高原>草原(眺望バッチリ)>岩場・鎖場>山頂(眺望バッチリ)
これだけバラエティに富んでいると楽しいです。
駐車場が少ないので、平日登山に向いていると思います。鎖場も渋滞するようなので、登山者の少ない日程がお勧めですな(まあ、どの山もそうだけど!?w)
今回のコースタイムや標高データなどは下記よりどうぞ!